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ゴゾの風車

ASWOT

2013-11-07
観光
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聖ヨハネ騎士団の時代から、マルタには村や町ごとに風車が建てられていたそうです。
およそ15メートルほどの石づくりの風車は、巨大な石臼の製粉所として市民の暮らしを支えてきました。内部は通常2階構造で、1階部分は家族の居住スペースになっており、2階部分で風車の管理をしたりパンを焼いたりしていたようです。
騎士団によってつくられた12の風車のうち、ほぼ完全な状態でゴゾに残っているのは、18世紀に建てられたタ・コラの風車で、現在は博物館ですので見学が可能です。

写真は修復中の風車の軸となる部分ですが、間近で見て触っても木の表面がぴたりと合わさり、つるつるの滑らかな手触りで、本当に美しく、人目に触れない風車の部品にしておくのが勿体ないほどの仕上がりでした。仕事に対する真摯な姿勢が伝わってきます。
これを作っている風車職人さんをジョン社長は、「彼は数学のできる優秀な建築士であり、腕利きの大工でもある。」と言っていました。口数が少ないうえ、マルタ訛りの聞き取り辛い英語(マルタの公用語は、マルタ語と英語)でしたが、誠実で優しいお人柄の方でした。
その職人さんには、養蜂場や源泉なども案内していただいたのでお礼を言うと、「お礼はジョンに言ってください。私が今こうしていられるのは、子どもの頃からジョンが面倒をみてくれたおかげだから。」と朴訥な職人さんは言ったのでした。
それを聞いた途端、私の頭の中で即席妄想シネマが上映され、幼い日の職人さんがジョン社長の援助により教育を受け、現在に至るストーリーが展開し、職人さんの語り振りと相まってなんだかウルっときてしまいました。

ところで、私にとって肝心な養蜂場ですが、こちらは本当に驚くほど「昔ながら」でした。
次回はこの養蜂場のお話です。


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mtt4
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