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コロンブス、ペッパーもか。

ASWOT

2013-09-10
野菜・果物・ハーブ
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コロンブスがインドを目指して航海しアメリカ大陸を発見したものの、その地をインドであると信じたため、ネイティブ・アメリカンのことをインディアン(Indian)と呼ぶようになった話は有名ですね。
でもそれによって、ネイティブ・アメリカンのこともインド人のことも、インディアン(Indian)と呼ぶという、少々ややこしいことが起こりました。

ところで、前回その効能についてお話しした唐辛子ですが、英語ではチリ・ペッパー(Chili Pepper)とかレッド・ペッパー(Red Pepper)と言います。
ペッパーと名前につきますが、胡椒の仲間ではありません。胡椒はコショウ科コショウ属ですが、唐辛子はナス科トウガラシ属です。
このナス科トウガラシ属にはトウガラシ以外に、ピーマン、シシトウ、パプリカなども含まれます。
トウガラシ属の中で、辛み成分であるカプサイシンを含むものが、いわゆる唐辛子です。

では何故ペッパーの名前がついたかというと、これまたコロンブスが唐辛子を胡椒と間違ったためと言われています。
単に勘違いしたためなのか、当時胡椒が希少で大変価値があるものであったため敢えてペッパーとしたのか(勘ぐり過ぎ?)分かりませんが、何れにしてもコロンブスが間違ったためこの名がついたようです。

因みに唐辛子はフランス語ではpiment(ピマン)ハンガリー語ではpaprika(パプリカ)、スペイン語ではpimiento(ピミエント)というので、これらの言語ではちゃんとナス科トウガラシ属扱いなのだと思います。

定説ではコロンブスはイタリア人であったということですが、イタリア語で唐辛子はpeperoncino(ペペロンチーノ)です。イタリア語で胡椒はpepe(ペペ)なので、こちらは胡椒を語源としているのではないでしょうか。
イタリア語と英語ではペッパーがついてしまったようです。

chili-savina.png

更に皆さんにはあまり関係のない話ですが、食品の輸入時にはRed pepperと言う際、それが唐辛子のことなのか赤ピーマンのことなのか明確にする必要があります。
唐辛子を含む食品を輸入する際には、アフラトキシンというカビ毒を含有していないかを調べる検査が必要となる場合があります。ですから唐辛子を含む食品を輸入する時は、赤ピーマンの場合には必要ない書類の記載をしなければなりません。

原産国からもらう成分表には、赤ピーマンの場合red bell pepperのように、bellとかsweetを入れて記載してもらう必要があります。同様に緑色のピーマンもgreen pepperとか、sweet pepper、bell pepper或いは単にpepperと言う場合がありますので、ペッパーとつく食品には注意が必要です。

赤ピーマンと唐辛子の区別がややこしいことにコロンブスは何の関係もないのですが、インディアンとレッド(チリ)ペッパーに関しては、コロンブスの勘違いから生まれた言葉だったようです。


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mtt4

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