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キャロブの木

ASWOT

2014-07-29
野菜・果物・ハーブ
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以前、ある有名なお菓子屋さんに、キャロブ・シロップを定期的に10kgくらいずつ仕入れたいとお話し頂きました。早速マルタに連絡すると、即答で「無理!」と言われてしまいました。キャロブは少量しか摂れないので、十kg単位には全く対応できないというのです。
そこで今回の出張で、キャロブを観察して参りました。
案内してくれたのは、またまたノエルです。

キャロブの木のある場所を数か所視察しましたが、私も即答で「(kg単位を絞るのは)無理!」と結論しました。
マルタでは、キャロブの木を伐採したり傷つけたりすることは、法的に禁じられているのだそうです。マルタでも保護しなくてはならないほど、希少な木になりつつあるのでしょうか。(実を取ることはOKです。)

写真にいくつか実が写っていますが、枝に付いている緑色のさやは、まだ若すぎます。シロップや粉末用に加工できるのは、さやが茶色くなってからなのです。
ノエルが手にしている実は恐らく1年前のものなのだそうで、振るとカラカラと音がしていました。こうなると使うことができないのだそうです。

キャロブは植樹6~8年後から少しずつ実をつけるようになり、その後80~100年くらいの間毎年実が生ります。樹齢12年くらいになると40kg程の実がなりますが、その全てをキャロブシロップやキャロブパウダーにすることができるわけではありません。

実は手でもぎ取ったり、幹を揺らしたり、棒等を使ってとりますが、茶色くなったさやは非常に硬く、この作業も大変なようです。
こうして収穫した実は、1~2日天日干しにし、水分量が8%以下になるまで乾燥させます。乾燥させたさやを砕き、種を取り除き、挽いて焙煎したものがキャロブパウダーになります。キャロブシロップは、更にこれを煮詰めてつくります。

そういうわけで、キャロブもまた、量産に対応できないのです。お菓子屋さん、申し訳ありません。

<<キャロブに関する過去ログ>>
「マクロビ界の最終兵器。ダイエットの救世主。それはキャロブシロップ。」
「キャロブとは 金や宝石「カラット」の語源」
「マクロビとお砂糖」 
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