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ハル・サフリエニの地下墳墓

ASWOT

2013-12-19
マルタの古代文明
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今回は、マルタの古代遺跡の中から、1980年にユネスコの世界遺産に登録された、ハル・サフリエニの地下墳墓(Hal Saflieni Hypogeum)をご紹介します。先史時代(青銅時代)としては、世界で唯一の地下建造物です。

マルタのパオラ(Paola)で、1902年建築作業中に偶然発見されたこの墳墓は、紀元前2500年頃につくられたものと考えられています。
サンゴの石灰岩の巨石でつくられたこの建造物は、もともとは地母神の神殿として建てられ、後に埋葬地として使用されていたようです。

内部は3階層になっていて、第1階層部が最も古く、自然の洞窟を掘ってつくられているため、地表から僅か10mほどのところにあります。
更に掘り進められた第2階層部分には、建物の最も重要な「神託の間」や「至聖所」(神殿の最も神聖な奥の院)などがあります。
その中の「中央の間」と呼ばれている部屋は円形になっており、部屋には巨石でできた入り口がいくつかありますが、その中には他の部屋に通じる扉と、実際には開かない騙し扉があり、壁面には黄土の赤い顔料が塗られています。
神託の間」は長方形で、小さな音も反響させる音響効果が施されている特殊な小部屋です。また、黄土の赤い顔料で描かれた天井画がありますので、見学の際はお見逃しのないように。
第3階層部からは、骨や奉納品などが見つかっておらず、貯蔵庫として使用されていたのではないかと考えられています。

この遺跡は古いため、内部の見学は1日70人までに決められているので、見学を希望される場合は事前に申込みをしておいた方が良いようです。ネットで申し込めますが、空きがある時に限り、窓口でチケットが買えることもあるようです。
チケット購入はこちら→https://booking.heritagemalta.org/
ガイド付きで、10人ほどのパーティーでまわります。日本語音声によるガイドもあるようです。

ところで、この神殿からは、後頭部が細長い頭蓋骨が見つかっていて、考古学ファンだけでなくSFマニアのハートも掴んでいるようです。エジプトでも高貴な位の人の頭蓋骨が細長だったといわれますが、それよりも更に古いマルタの遺跡から変形頭蓋骨が見つかったり、神殿の入り口の形状が、エジプトの建造物の入り口に良く似ていることから、エジプト文明はマルタから伝わったのではないかとも言われています。

また、生後間もなくから頭頂部を変形させて細長くしたとされていますが、CT検査するとホモサピエンスにあるはずの骨が一つ足りないから、実は人間とは違う種の生命体による文明だったのではないかとか。。。様々な空想をかきたてているようです。
因みに以前ヴァレッタ博物館に飾られていた長頭頭蓋骨が、数年前からその姿を消してしまったことで、更に憶測を招いているようです。一体なぜでしょう?

hal-saflieni.jpglong-headed-skull.jpg


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mtt4


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