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キャロブとは(金や宝石「カラット」の語源)

ASWOT

2013-11-12
野菜・果物・ハーブ
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今回は、金や宝石の単位「カラット」の語源でもある、キャロブのお話です。
キャロブ地中海沿岸と北アフリカ、中東の一部にのみ生育する植物ですから、日本ではまだまだ馴染みがないと思います。
耐塩性があるので、海に囲まれたマルタに適していて、マルタでは第二次世界大戦時の食料難には、乾燥させたキャロブのさやはオプンティア(ウチワサボテン)と共に食糧配給されていたくらい、人々の暮らしに密着した植物です。

オプンティアも最近は健康食品として話題ですが(http://maltaste.blog.fc2.com/blog-entry-7.html#end)、キャロブから抽出したシロップにもピニトールやミネラルなどが豊富に含まれており、メタボリック・シンドロームなどにも有効とされているヘルシー食品です。(http://maltaste.blog.fc2.com/blog-entry-9.html#end
それ以外にも、カルシウムは牛乳の3倍量、鉄分、リン、食物繊維も含んでいることから、最近特に注目されるようになっていますが、食用としての歴史はメソポタミア文明にまでさかのぼります。古くから食されているので臨床実験も豊富で、安全性も確認されています。

そんなキャロブの木は、高さ約15m程に成長し、葉は10~20㎝の大きさです。
マルタの日差しは強いのですが、木陰に入ると風は涼しく感じられ、快適で気持ち良く過ごすことができます。木陰は日差しが遮られるだけでなく、葉にある気孔から木の水分が排出され、それが蒸発する時に大気の熱を奪い、実際に温度を下げる働きをしています。
ですからキャロブの大きな葉も、周囲の温度を下げるのにも一役かっているというわけです。

またキャロブは、金や宝石の単位として使われる「カラット」の語源としても知られていますが、これはキャロブの種子がほぼ同じ大きさをしていることから、金の純度をはかることに使われていたからなのだそうです。
1カラットの質量は0.2gですが、4世紀のローマ皇帝コンスタンティヌス1世の純金ソリデュス金貨(11世紀まで使われた「中世のドル」とも呼ばれる金貨)の重さが約4.5gあり、キャロブの種子24個に相当したので、24カラットが純金であることを示したのだそうです。


carob2.gif


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